2008年07月19日

Houdini9.5 GOES GOLD(正式リリース)

予定より2日遅れたものの、しっかりと9.5がリリースされた。
機能についての紹介は、以前紹介したHoudini 9.5パブリックベータリリースの記事を参照のこと。

パブリックベータ紹介では取り上げられていなかった要素のうち、目玉としては、トルクゲームエンジンへの対応強化。
日本でこそマイナーだが、この種のミドルウェアは、以前より進化してきていて、ゲーム開発のトレンドとなりつつあるので、大いに注目したいところ。
Houdiniが、初心者向けにシンプルで機能を押さえた安価な入門バージョンから、業務用のプロバージョンまで幅広いバージョンを持つトルクゲームエンジンとの連携を以前以上に強く押し出して来たのを見ると、そっちにも手をつけたくなるけれど、SyntheyesやDAZがあるので我慢我慢。

それよりも、ドキュメントの構成が大幅に変わる告知に打ちひしがれてみたり。
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2008年7月17日 トロント発:
3Dアニメーションとビジュアルエフェクト産業を推進するサイドエフェクト社は、Houdini9.5をリリースしたことを発表しました。
このリリースでは、Macユーザーの方々へ門戸を開くとともに、新しいシェルフツールや、様々な入出力形式のサポートによって、相互運用性を向上しています。
9.5のリリースにあたり、パブリックベータで厳しくチェックを行い、業務に耐えうる品質を備えることができました。
サイドエフェクト社は、パブリックベータプログラムの検証に参加して下さった皆様に感謝を申し上げます。
CGコミュニティに寄せられたフィードバックの多くは大変有益なもので、Houdiniをより良い製品に作り上げることに役立っています。
Mac上でのテストは、早期に始められ、Mac版のベータ使用者は、このプラットフォームの制作において、初期の足がかりに大いに役立ってくれました。

Availability(有益さについて)
Houdini9.5は、Houdiniストアで購入できます。
弊社の営業担当と話をしたい場合には、sales@sidefx.comまでご連絡下さい。
個人向けのプロジェクトで使用したい場合には、無料で使用できるHoudini Apprentice 9.5を使用したい場合には、ここをクリックして、ダウンロードして下さい(レンダリング時にウォーターマーク:透かしが入ります)。
また、レンダリング時にウォーターマークの入らないHoudini Apprentice HDを購入したい場合にはこちらです。
これらは、Houdini Apprentice HD 9.1からのアップグレードも可能です。

Updated Docs(ドキュメントの更新)
Houdini9.5のドキュメントは、Houdiniを学習する方へ、改良点や有益なリソースについての情報を提供します。
改良された検索機能によって、ブーリアン検索、フレーズ検索、スペル提案などの機能を使用できます。
語句を入力すると、検索結果のプレビューが見られます。
この検索結果をフィードバックし、もっとも近いと思われる結果を、簡単に選び出すことができるようになるでしょう。
検索結果を見た後、フィルタにかけると、そこから更に興味を持っているドキュメントに絞り込むことができます。
コンテンツの一覧は、使用者のレベルに合わせてわかりやすく"Getting started,"(開始)、"Next steps,"(次の段階)、"Guru level.”(導師レベル)と分類を再構成しました。
新たに"how to"(使い方)のセクションには、様々な効果を実現するために役立つヒントと、その実現方法を記載したものが加えられます。
もちろん、ノードのネットワークについて書かれたドキュメントからツールについて学び、参考となるexample filesを一緒に見ながら作業を行うことができます。

darwin-small.jpg

Torque Game Engine Exporter(トルクゲームエンジンへの出力)

Garage Games社に協力し、トルクゲームエンジンへデータの出力を行うことが出来るようになりました。
個人のゲーム開発者は、トルクでゲームを作る際に、Houdini Apprentice HDを使用することが出来ます。
こうしたゲーム作りに興味がある人は、こちらで更に学ぶことが出来ます。

Feature List:(機能一覧)

Houdini9.5の新機能についての詳細はドキュメントのWhat’s New(はじめに)の項目に記載されています。

アーキテクチャ
・Mac OS Xに対応しました。
・ロックされたアセット内のノードを指定して編集することが可能になるなど、多くのデジタルアセットが改良されました。

データの互換性
・FBX出力が可能になりました。
・FBXのNURBSが入力可能になりました。
・Mac/Linux/WinのいずれのMPLAYでも、Quicktime形式での出力が可能になりました。
・Adobe Illustrator™形式の入力が可能になりました。
・.MDD形式の出力が可能になりました。

環境エフェクト
・RBD Fracture tools(リジッドボディの粉砕ツール)で、破壊、粉砕、残骸の生成を行うことが出来るようになりました。
・波のシミュレーションツール:白い波頭を作り出すことが出来るようになりました。
・川のシミュレーションツール:パーティクルフルイドでスカルプトできるようになりました。
・新たな炎と煙が追加され、従来のものも改良されました。
・適応とアニメのレベルセットのソルバーが使えるようになっています。

キャラクターエフェクト

・ファー(毛)のワークフローがカプセル化し、使いやすくなりました。
・オートリグが改良されました。

ユーザーインターフェース
・RampパラメータVOP
・Rampパラメータにvector(向きや速度)とfloat(浮動小数点)が追加されました。
・ビューポートで見る際に、OpenGL2に対応して、画質が向上しています。
・SHOPsのシェーダーがGLSLに対応しています。
・ビューポートでリアルタイムシェーダーが適用できるようになりました。
・移流を行うパーティクルツールが追加されました。
・CVEXというVOPが追加されました。

VEX

・VEXに、配列のデータ形式が追加されました。
・新たに''配列''が加わったので、VEXでベクタの一群に名前をつけて、配列の構文にその名前をインデックスとして使用することが出来るようになりました。

新たに追加されたサーフェースノード
・Assemble(集合):1つ以上のBreakノードに挿入する必要があります。
・Bake Volume(ボリュームのベイク:焼き付け):ボリュームにライティングを焼き付けます。
・Break(破壊)
・Extrude Volume(ボリュームの押し出し)
・Finalize Waves(波の動きを確定させる)
・Match Axis(軸を合わせる)
・MDD
・Name(名前)
・Point Map(ポイントマップ)
・Points From Volume(ボリュームからのポイント)
・Script(スクリプト):ジオメトリネットワークでスクリプトを作成します。
・Shatter(粉砕)
・Volume Ramp(ボリュームRamp)
・Volume VOP(ボリュームVOP)
・Volume(ボリューム):ボリューム操作のためのユーティリティノードです。
・Wave Velocity(波の速度)
・Waveform(波の形)

新たなレンダドライバ
・FBX形式での出力
・トルクゲームエンジンへの出力
・MDDファイルへの書き出し
・Wedge ROP(レンダー出力オペレーター)の追加
ラベル:SideEffect OHP
posted by おべんきょうぬま at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | Houdini | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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